「百年の孤独」の小説

みなさんこんにちは。エマール日本語学院にはまたつばめが戻ってきました。つばめの夫婦が4羽の雛を育てています。
ところで、日本では最近、コロンビアの作家ガルシア・マルケスの代表作、「百年の孤独」が、6月26日に文庫本として再版されると話題になっています。この小説は架空の村「マコンド」の100年史をたどる小説で、1967年に出版されました。これまでに全世界で5000万部も発行されたそうです。またマルケスはこの小説でノーベル文学賞も取りました。
この小説はマジック・リアリズムという手法が用いられています。現実とファンタジーを継ぎ目なく描いていくという手法で、日本では大江健三郎や筒井康隆、村上春樹などが影響を受けたと言われています。私も学生の頃に読みましたが、登場人物の名前がなじみのない名前ばかりで、かつ関係が複雑なので読むのにとても苦労したのを覚えています。
歴史とは起こったことの記録であり、小説とは起こらなかったことの記録であるとの言葉があります。教科書をはじめとして、読まなければならない本がたくさんあるとは思いますが、時間があるときに小説を読んでみるのもいいと思いますよ。ではまた。

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